2017年8月 6日 (日)

ツミ巣立ち雛の食事

昨日に続いてツミを見に行く。不要になった巣はもう木の下に落ちてしまっている。一見したところ、ヒナは巣のあった木にはいないようだ。

オス親が鳴いている声はするし、メス親はいつもの見張り枝にとまっているが、11時になっても給餌なし。動きがないのでヒナの所在も見当がつかないまま。

正午になって、さすがにお腹がすいたのかクイクイクイ… と鳴く声が聞こえてきた。巣の木から15mほどのヒマラヤスギの中だ。

混みいった枝の中を首が痛くなるまで探してやっと顔が見えた。幹に近い枝の又に座って、きょろきょろしたり羽繕いしたりしている。外から見えやすいケヤキじゃなく、出入りしにくい針葉樹の中にいるのはよい兆候だ。安全だし、飛ぶのが上手くなったということだから。

それから待つことさらに1時間半、メス親がやっと獲物を運んできた。ヒナが飛び出し、ケヤキの枝で受け取った後、ヒマラヤスギの「自分の枝」に戻って食事を始める。

前日までは親がちぎった餌をもらっていたのが、きょうは自力で食事。順調に育っている。来週にはもう飛び歩いて見つからないかもしれないから、「元気でね」とお別れを言っておく。

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2017年8月 5日 (土)

ツミ初飛行

昨年に続いて今年もツミが巣立った。

週の前半まではヒナ3羽が見えていて、巣の近くの枝へジャンプして上ったり下りたり、活発に動いていた。きょう見られたのは1羽だけで、残りの所在は確認できず。

正午前、巣のある木にメス親が餌の小鳥を運んできた。枝移りしてきたヒナに、いつも通りちぎって口移しで与える。(左側に下面が見えているのが親鳥、その右下がヒナ)

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でも今日は母親は数口しか与えず、1分ほどで残りを持ったまま飛び去った。そして近くの木にとまってキッキッキと呼んだりしている。

5分後、ヒナが飛び立った。よたよたと飛んで20mほど離れた別のケヤキにとまる。初飛行といってよいかな?

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背中を丸めたおぼつかない飛び方は、去年の子と同じ。こんなにしっぽが短くては安定飛行は無理ね(上の写真の親鳥の尾羽と比較)。でもあと数日もすれば尾羽が伸びて、猛禽らしく飛べるようになるはず。

実はこの家族は4月から繁殖活動を始め、いちど失敗してこれが2回目の営巣だった。卵は通算して7個は産んでいる。その中で唯一、巣立ちまで見届けられたのがこの子。

できれば南への旅ができるまで健康に…というのは勝手な思い入れだけど、やっぱり無事に育ってほしいと思う。

幼鳥の特徴
白い眉斑あり。虹彩は青灰色。アイリングの黄色は薄く目立たない。蝋膜が黄色(成鳥と同じ)。のどの中央に縦線、胸は縦縞、脇は太い横縞、腹は不規則な横縞。

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2017年7月22日 (土)

カイツブリ・ペアの個体識別

4週間前にスイレン池に居ついたカイツブリのペアだけれど、営巣場所について意見が合わないようで、未だにああでもないこうでもないとやっている。候補地の一つは花咲くスイレンに囲まれたフォトジェニックな場所。ただ、丸い葉の上にいくら巣材を並べてみても、茎の強度が足りないので翌日には何もない──という問題がある。

もう一か所はもっと現実的に、池が広くなっている部分の奥まったところ。写真映りはわるくても、外から見えにくくて安全そう。ところが、こちらでもときどき巣材をくわえて一緒に泳いでいるのを見るだけで、どうも本気で巣づくりしていないようだ。

見ていると、2羽で作業しているようでもすぐに1羽が反対側へ泳いで行ってしまうらしい。カイツブリの個体識別ってやったことなかったけれど、今回はかなり近くで観察できるので挑戦してみる。

下は「奥の池」から「スイレン池」へと、前後に並んで泳いでいくところ。先にやってきた個体が左。それを追いかけていくのが右。

…一緒やん!と思うだろうけど、顔の部分を拡大してみると違う点がいくつかあることがわかる。ただし、各項目が雌雄差なのか個体差なのかは分からない。

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左: 口角の白い模様の上端が丸い。頬は目の後ろ(耳羽)のあたりまで黒っぽい。頭の形が丸っこい、つまり額から頭頂にかけて盛り上がっている

右: 口角の白い模様の上端が直線的。頬は頸と同じ明るい茶色。頭頂の盛り上がりが小さく、頭が細く見える

スイレン池でくつろぐお二人。

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で、たとえば6月29日の記事で、作業にあまり熱心でなく、すぐに現場を離れて羽づくろいを始めるのは左。いっぽう、巣材を運んでは交尾を誘う姿勢をとっているのは右の個体。

こういう行動から、どうも左がメス、右がオスなんじゃないかと思っている。交尾を見たわけでもないので確証はない。さらにややこしいことに、カイツブリは交尾(にみえる行動)をしていてもオスが上とは限らない…という話があるのだ。

ということで、個体識別はできたけれど雌雄識別はまだ。もうちょっと本格的に繁殖行動をするようになれば何か分かるかもしれないけれど、この調子だと巣ができるまでには秋ごろまでかかるかも…

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2017年7月13日 (木)

カワガラス

鳥を見に行ったのではないのだけれど、いつもの川のずっと上流(河口から70kmほど)へ行ってきた。渓谷の景色を撮っていると、水面の上をまっすぐ飛んできて、向こう岸をちょろちょろと歩き回るものがいる。カワガラスだ

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カワガラスは英名Brown Dipper ディップとは水にひたる意で、この鳥が餌を探して水中を歩いたりくぐったりすることを指す。しっかりした脚で急な流れの中を歩き、ときには全身が水中に没しても平気で歩き回る。

このときも流れに入って水の中をじっと見つめ、黄色い虫(ニンギョウトビケラの幼虫かも)をつかまえた。

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ごちそうを呑み込むときに目を閉じると、白いまぶたが目立つ。地味な鳥なのにここだけワンポイントつき。

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2017年7月 5日 (水)

巣立ちの後

畑の横にあるカキの木からモズのヒナの声が聞こえ、幼鳥がばらばらと飛び出してきた。木のてっぺんにはオスの成鳥がいて、ギチギチ…と威嚇している。モズのオス親は巣立ち雛の面倒をよく見るが、もう十分育ったとみて追い出しにかかっているようだ。

そばの枯れ木にとまったところを見ると、たしかに幼鳥とはいえもう雌雄も分かるくらいになっている。右上がメス幼鳥、左下がオス幼鳥らしい

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ただし、カキの葉むらから聞こえる声はもっと幼い。つまり外にいる幼鳥とは別に、巣の中にヒナがいるらしいのだ。このつがいは巣立ち雛を育てながら次の抱卵を行っていたことになる…しかもタイミングからしてたぶん三番子かそれ以上。すごい勢いだわ。

林の中ではアオゲラの親子連れが見られた。キョ・キョ、または普段は聞かないググググという声で呼び合っている。週末に巣立った家族じゃないかな?子供もいちおう木をつつく仕草をするが、親鳥は頭を振って餌を吐き戻す動作をしていたので、巣立った後も給餌しているのだと思う。

こちらは左上が母親、右下が息子。こうやってアイコンタクトした後、親鳥が先に林の奥へ飛んでいった。

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林床でウバユリが蕾をつけていた。背景のピンクはミズヒキの花。

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2017年7月 2日 (日)

アオゲラ幼鳥

5月末にアオゲラの巣立ちを観察していた頃、100メートルと離れていないところでもう一つがいの営巣が始まっていた。5月28日に雄親が穴を彫っているところを確認。

ただこの巣、上から枝がかぶさって観察しにくくて、その上親鳥も目立たず子育てしたいタイプらしい。餌運びがそれほど頻繁でないのでまだだろうと思っていたら、5週間でさっさと巣立たせてしまった。

数日前までは穴からヒナの声が聞こえていたのだが、今日行ってみるともう誰もいなくて、かわりに外の木立で声がする。

親かな?と思ったけれど、頼りない表情で枝にしがみついているのは幼鳥らしい。顔の白い部分が灰色っぽく、全体にくすんだ色。頭の赤い羽もよく見ると真っ赤でなくオレンジ色だ

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人を見てもあまり警戒しないし、動作がしっかりしていなくて危なっかしいけど、落ちることもなく無事飛び立っていった。

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2017年6月29日 (木)

カイツブリ来る

スイレンの池に春からひとり居ついていたカイツブリにやっとお相手が見つかったらしい。どっちがオスでメスなのか定かでないのだが、1羽がいっしょうけんめい巣材を運び、合間にこうやって交尾を誘う姿勢をとる。

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でももう1羽はあんまり熱心じゃなく、のんびりと羽づくろいしたり水浴びしたり。この先どうなるかなぁ…

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ヨウシュヤマゴボウの花が咲いていた。帰化植物でしかも有毒だというのであまり好かれていないけれど、花は可憐

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桶に植えられたハスも咲き始め。

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2017年6月 6日 (火)

コチドリの親子

ハクセキレイ親子を見たのと同じ工事現場には、コチドリの家族も住んでいる。

5月31日に初めてヒナ3羽を確認。そのときはまだ卵が残っているらしく、親が同じ場所に交代で座り込んでいた。

翌日、ヒナの数は4羽に増えていた。敷地に入り込んで撮影する者がいたり工事の準備が始まったりしてからは、反対側の一角に引っ越して暮らしている。

この時期、天気が悪い朝はまだ肌寒かったりする。ヒナは歩き回って体が冷えると、親鳥の羽毛にくるまって暖をとる。

これはヒナを抱え込む雌親。過眼線から耳羽は褐色で、胸のリングは細い。それにしても、これだけ大きくトリミングしても一目で鳥の形が分からないくらいの保護色はすごいと思う。

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下は雄親、過眼線が黒く、胸のリングは太い。

2羽のヒナに「さあ、早く入りなさい」と翼を上げて見せているが、おもしろいことに腹の抱卵斑も拡げているのがはっきり写っている。白い羽毛のつけねが黒く、無毛の赤い皮膚と縞をなしていることが見てとれる。

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この抱卵斑のおかげで、ヒナは親鳥からじかに温めてもらうことができる。赤黒白のはっきりした配色は、まだ親の庇護が必要なヒナにとって「安全な隠れ場所」の信号になっているのかもしれない・・・と思った。

下はその数秒後のショット。1羽目のヒナはすでに羽の中にもぐりこんでいて、2羽目が入ろうとしているところ。

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2017年6月 4日 (日)

アオゲラ 今年も巣立ちました

サクラの幹にあったアオゲラの巣、無事に巣立ちが終わった。エナガと一緒で、営巣開始の頃から見守っていたもの。

4月末につがいが巣穴に出入りしているのを見る。この時点で産卵は始まっていたかもしれないが、抱卵はまだしていなかったと思う。

5月後半、巣から離れた場所で雄親が切り株や木の幹で餌を集めていた。写真で確認するとごく小さいアリで、まだ幼いヒナ用と思われた。

6月になって、餌運びがいっそう盛んになった。下の場面は、雄親(左)が到着したところ。入れ違いで先に給餌を終えた雌親(右)が飛び出す。

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雄は口いっぱいにアリの卵か蛹らしい餌をくわえている(実際にはくわえた状態で飛んで来るのではなく、そのうにたくさん詰め込んできて巣の近くではき戻す)。

最初に目撃してからほぼ6週間後、3日間でおそらく7羽が出た。下は4羽目。木の上で親鳥が呼んでおり、それに応えて鳴きながら穴から直接飛びたった。

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2017年5月31日 (水)

ハクセキレイの親子

工事現場の空き地にて、巣立ったばかりらしい幼鳥2羽をつれたハクセキレイに出会った。

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さかんに餌を運んできているが、ヒナはなかなか満腹しないで親鳥を追いかけまわす・・・ たまらず建物の屋根に逃げた親を追って2羽とも飛び上がった。この調子だと元気に育ちそう。

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