2020年6月14日 (日)

ウグイスの家族

雨の日。このヤマブキの茂みは以前からウグイスの縄張りになっていて、オスがさえずっているのは毎日のことだったが、数日前からそのあたりで数羽の鳥がごそごそするように。「チャッチャッ」という地鳴きも聞こえ、さらに今日は「チュ」「チュ」という聞き慣れない声もする。

茂みを透かして見ると全部で5羽か6羽くらいいる。藪の中で巣立った幼鳥と親鳥の家族らしい。

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繁殖期のウグイスのオスはさえずるだけで、抱卵から育雛はメスがひとりで行うのだそうだ。この時も父親は確かにそばにいてホーホケキョと鳴いてはいるのだけれど、群と一緒に行動するのではなくただ見守っている風だ。

「チャッチャッ」はおそらく母親の声で、幼鳥たちを先導していく。「チュ」「チュ」はそれよりもっと柔らかく聞こえ、幼鳥の声だと思う。

だいたいが藪を伝って移動しているのでなかなか姿が見えないが、たまたま木の枝に上がって順番に飛んでいくところが撮れた。幼鳥は成鳥に比べてくちばしが黄色く、体も下面が黄色っぽい印象。そして尾羽が短く、ウグイスじゃないみたいなちょっとヘンなシルエットなのであった。


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2020年4月28日 (火)

クロジ

雨上がりの早朝、エナガを見に行く途中の林。水場を見下ろす位置にあって、通過の夏鳥や何やかやを見る確率が高い場所だ。オオルリでもいないかと期待したのだけれど、きょう見つけたのはこの辺では冬鳥のクロジだった

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今冬のあいだは見かけなかったクロジ、山へ帰る旅の途中だったのかもしれない。一瞬だけここでポーズをとり、すぐに茂みに消えていった。

 

日中も夏鳥(オオルリ)と冬鳥(アカハラ)の両方を見る。

2020年3月24日 (火)

キクイタダキのダンス

線香花火みたいな形の松の枝で軽快に踊るキクイタダキ。

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もう少ししたら繁殖のため山へ帰っていく。

2020年2月29日 (土)

大寒桜にモズ

丘の上では寒桜の花が終わり、大寒桜がちらほら咲き始めた(大きい寒桜ではなくて大島桜と寒桜の交配の意味らしく、花は少し白っぽい)。その花に隠れるようにしてモズのメスがギチギチ鳴いていた。冬の間ずっとこの一帯をなわばりにしていた個体だと思う。

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公園内にはオスのモズもいて、今年もどこかで営巣するかもしれない。

2019年12月19日 (木)

コクガン

海辺へ写真を撮りにいったら、知らない鳥が海岸にいた。体型でガンの類なのはわかるけど、褐色をしたマガン属と違って全体に黒っぽい。顔から胸は黒、背から下は黒褐色で、尻と尾は白。1羽は白い首輪があり、脇腹にも白い筋模様。もう1羽はどちらの模様もはっきりせず、その代わり雨覆と風切に白い羽縁がある。

黒い雁でコクガンというやつかなと思ったけれど、模様の違いが雌雄差、年齢差、はたまた個体差なのかもわからない状態で証拠写真だけ撮ってきた。

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2羽で連れ立って、波打ち際の岩場に生えた海藻を食べている。岩の上には濃い緑色の塊が点々と落ちていて、この鳥のフンであるらしかった。

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帰って図鑑で調べると、やはりコクガン (Brent goose, Brenta bernicla)だった。Anser(マガン属)でなくBrentaということはカナダガンと同属だ(ただし大きさはカナダガンよりだいぶん小さく、ガン類では最小の部類らしい)。

東アジア亜種は B. b. nigricans(黒い、という意味なのでコクガンの中でも特に黒っぽいのだろう)。ユーラシア最北東端のチュクチ半島やウランゲリ島で繁殖し、中国東部・朝鮮半島・北日本で越冬するそうだ。北海道や東北には多数渡ってくるが、当地の海岸では少数が見られるのみとのことで、珍しいというほどではないがいつでも会えるわけでもない。

食性はやはり海藻を食べるとある。カロリーの少なそうな餌だが、そんなもので大きな体を維持してさらに北極圏から何千キロも渡ってくるのはすごいことだ…

首輪模様のない個体は幼鳥ないし若鳥であるらしい。あたりにはこの2羽しかいなくて、ということは親子連れでちょっと飛び過ぎてここまで来てしまったのかな。ここは仲間はいないけれど海は暖かいし餌もあるし、無事に冬を越して北帰できますように。

2019年12月18日 (水)

ダイサギ

晴れて暖かい日。公園の池にダイサギがやってきていた。それも2羽。普段からあまり水鳥がいない池なのに、今日はカルガモとカワウも2羽ずついた。

ダイサギは浅い池に入り、片方の趾を水の中で細かく震わせている。隠れている魚や無脊椎動物を追い出しているらしい。どちらかというとコサギでよく見る動作だ。

そのうちにさっと横っ飛びしたと思うと、次の瞬間にはもう魚をすくい上げていた。くちばしの先から水がしたたり落ちる。

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獲物はウロコの模様からしてコイの幼魚のようだ。もっと小さいのをカイツブリが捕まえていたのを思い出す。

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2019年12月14日 (土)

おやすみなさい…

前日の寒さとうってかわって暖かい日。オスのアオゲラが林内にいるのを見ているうち、サワラの幹の中ほどに下りてきた。クリスマスリースのようにキヅタが巻きついた位置に穴があって、どうやらこの鳥が彫った冬ねぐららしい。

誰にも見られていないか確かめるようにあたりを見回し、「おやすみなさい…」という感じで中に入っていった。えー、まだ11時だけど…と思ったら5分も経たないうちに出てきて飛び去ったので、昼寝ではなかったみたい。


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昼間、冬ねぐらに出入りするアオゲラは以前にも見たことがある。ちょっとした休憩にも使っているのか、それとも留守にしている間にほかの鳥に乗っ取られないよう見回っているのかもしれない。林内ではメスの個体もよく見かける。

春に作る繁殖用の巣穴はほとんどがサクラに彫られるのに対し、冬ねぐらは樹種問わずだ。また自然に開いた穴を利用して入り口を拡げるだけのこともある。たぶん、巣穴ほど中を広くする必要がないためなのだろう。

ここは入り口もギザギザしていて、巣穴より雑な作り。ただ、入っていく様子を見ると巣穴と同じように下向きに彫ってあるみたいだ。一人用なら上向きにして後ずさりで出てきた方が中で方向を変えないですむと思うのだが…

今冬のアオゲラの穴は他に2か所ある。ひとつはアオダモの幹で下向き、見つけたときには近くで1羽が別の1羽を追い払おうとしていた。もう一つはサクラで上向き、メインの入り口の反対側に裏口がある。巣穴と違って、裏口があるのは冬ねぐらの特徴なのだそうだ。ただしこのサクラの穴はまだ鳥が来たところは見ていなくて、実際に使っているのかどうかはわからない。

 

カエデの紅葉は、場所にもよるがほぼ盛りを過ぎている。代わってコナラやメタセコイア、シマサルスベリなど、最後に紅葉する木々が美しくなってきた。こちらはカマツカの垂れた枝。これらが散ってしまうとやっと真冬の到来だ。


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2019年12月10日 (火)

ツルウメモドキにメジロ

道端でメジロの興奮した「キュキュキュキュ…」という声が複数聞こえる。この声は警戒音のこともあるし、おいしいものを見つけて喜んでいる(または仲間に教えている?)ときにも聞く。今回は雑木林にいちめん黄色い実が鈴なりになっている場所なので後者みたい。

ツルウメモドキ(ニシキギ科)はつる植物で、観賞用に植栽もされるらしい。黄色いのは正確には実の殻で、熟すると殻が三裂して中から赤い実が出てくる。

ここは開いた実がまだ少ないけれど、メジロは割れたのを探して赤い中身を取り出しているようだった。

 

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2019年11月27日 (水)

エナガのごちそう

ずっと天気が悪く、雨だったり曇っていたりの一週間。とても寒いが、公園に人が少ないのはいい。

先日、アカハラ・シロハラやシメを見たマメガキ(豆柿)にシジュウカラ・エナガ・メジロ・コゲラ混群がやってきた。枝には直径2㎝くらいのかわいい実が並び、それをエナガがついばんでいる。

熟したらあっというまに食べつくされる栽培種の大きなカキと違って、マメガキは冬になっても放置され、黒く枯れていることも多い。聞けば渋柿なのであまり人気がないそうだ。それでも中には渋が少ない実もあるのか、秋のうちに鳥が食べに来ることもある。

(追記:後日、無傷の実が落ちているのを見つけたので割って味見してみた。強い甘味の中に舌を刺すえぐみと渋みがあって、どうにも嫌な味であった… もっと寒くなれば渋味は抜けるのかもしれない)

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混群はマメガキの次にムラサキシキブの枝に移動した。エナガは木の実のうち柿だけは好きだが、基本的には昆虫食だ。同時に同じ木で採食していても、メジロ(左)は紫色の実をついばんでいるのに対して、エナガ(右)は葉の裏についたアブラムシのようなものが目当て。

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エナガにとって、この木での一番のごちそうはこれだった。「わーい、カマキリの卵だー!」

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2019年11月17日 (日)

支流にて

そろそろクイナやタシギが川にやってくる季節。クイナが出るという午後に川の支流へ行ってみたけれど会えず。タシギは中州に数羽入っていたがごしゃごしゃの中であまり絵にならない。タシギもクイナも、そんな場所が好きだからしょうがないのだが… できれば岸と接していない中州で、オギやアシが生えていて隠れ場所があり、さらにゴミが流れ着いてカムフラージュ効果がある、そういう場所を探すと見つかる可能性が高い。

 

天気はよく空気が澄んでいて、どこを覗いても水面の映り込みが美しかった。夕刻のコサギ。

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