けさもカーン川沿いを散歩。メコンとの合流点にあるお寺ワット・シェントーン。信じられないくらい豪奢で美しい。
朝食は昨日のカオソーイ屋の並びにあるカオピャック屋(米粉のうどん風)、薄味でうまい。
今日はゲストハウスの主人が親戚の赤ん坊の誕生祝いに連れて行ってくれるという。ゲストはドイツ人2、米国人3、日本人2の全部で7人だ。
家の庭には客用のテーブルが並んでいたが、われわれ外国人は居間にあがらせてもらえた。親戚たちは赤ん坊と家族を囲んでゴザをしいた床に座っている。大きな銀の盆にお祝いの飾りがしつらえてある。お寺でもよく見かけた、バナナの葉とマリゴールドの花で作ったストゥーパと、竹ひごに白い綿糸をたくさん花のように結びつけたものだ。
部屋の奥には神棚(仏壇?)、昔ふうのテレビがあり、昔の日本の家のようで懐かしい気がする。隅にはなぜかサンヨーのでかい冷蔵庫がある。隣は土間になった台所で、女性たちが大忙しで働いている。
儀式が始まった。親戚の長老らしいおじさんがお祈りをあげてから、みなで竹ひごの綿糸を一本ずつ取って、母親と赤ん坊の手首に巻いて結んでいく。こうやって親子の幸せを祈るのだ。我々もささやかな贈り物をして糸を結び、祈らせてもらった。
それが終わると御馳走がどんどん運ばれてくる。ココナツのお菓子、チキン、魚、ビアラオに薬草入りラオラオ。素麺(そっくり)にココナツカレーと野菜をかける料理、血豆腐入り。パイナップル。その他覚えきれずとうてい食べきれない。日本語のできる親戚のおじさんとおしゃべりする。ほかのおじさん達は食べるより先にラオラオを酌みかわしてすっかりできあがっている。
昼からはお坊さんも来るというのでもっといたかったが、ビエンチャン行き飛行機の時間があるので別れを惜しみつつ礼をいって辞去する。
到着したワッタイ空港で待っているタクシーはどれもものすごい年代ものだ。私が生まれる前の家族アルバムに「父が最初に買った車」の写真があったが、あれと同じ型に違いない。
今夜もメコン河岸へ。ナマズを焼いてもらう。うまい。対岸で稲妻が光っているのを眺めているうちに風が急激に冷たくなり、そのうち暴風に。あちこちでテーブルクロスが飛びグラスが割れ、客は叫びウェイターと乞食と犬が走り回る。そのまま食い逃げできそうだったが10ドル払って帰った(高い)。夜中になって激しい雨。