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2019年3月31日 (日)

エナガ 動きなし

3月の後半から4月のはじめは、エナガ観察的には面白くない時期だ。産卵から抱卵の時期は親鳥の活動を見る機会が少なくなるからだ。巣を新しく見つける機会も、やり直しの巣を除いてあまりない。(最初に作った巣が壊れたつがいが新しく作りはじめる巣のこと)

それでもがんばって既知の巣を巡回してメモにつけていると、鳥たちの生活がなんとなく分かるような気がする。なお観察は1か所につき15分以内・15メートル以上離れたところから・巣の方向を凝視しない・など自分ルールを決めて行っていた(主にカラス除けの用心)。

 

3月後半は、巣の周辺で出歩いているペアを見かけることがよくあった。巣材を集めるでもなく、餌を取って食べたりしてのんびり過ごしている。つい先日まであんなに勤勉に巣の建設に取り組んでいたのが嘘のよう。

こういうのは産卵中のペアかと思う。エナガは約12個も卵を産むので、最初から抱卵するとヒナの育ち方に大きな差が出てしまう。だから卵が揃ってから抱卵することで、無事巣立つヒナの数を最大にする戦略だ。

またこの期間はヒナを巣立たせるタイミング調整の機能もあるという。やり直しの巣ではスタートが遅れているので、ゴールに間に合わせるために産卵開始からまもなく抱卵を始めるのだそうだ。数は少なくても確実に育つヒナを出す戦略に切り替えるわけである。

 

産卵が完了すると、メスは抱卵するようになる。抱卵中の食事は、オスが運んでくることもあるし、オスとメスが一緒に出掛けて採食することもあるという。これが3月末から4月初め。

活動中のエナガ親鳥を見る機会がいちばん少ない時期だが、しっぽの曲がった個体を見かけるのもこの時期だ。2羽でいるところを見ると、クエスチョンマークの形に大きく曲がっている個体と軽くしか曲がっていない個体が一緒にいる。こういうのはずっと抱卵しているメスと、夜だけ巣で寝ているオスなのだと思う。

この期間が終わると、やっとヒナが孵って餌運びが始まる。桜が咲き、その新芽に尺取虫がつくこの時期、エナガたちが狙っていた春の到来である。

2019年3月 2日 (土)

エナガ「紅梅」

3月2日(土)

今週はコケなどの巣材運びが一段落して、鳥の羽を採集しているペアを見ることが多くなった。外装ができあがって内装にとりかかっているわけだ。

羽は巣材とちがってどこにでもあるわけではない。ペアは巣から長い距離を飛び、羽の落ちている場所を探す。見つけると興奮してヂルヂル鳴き、できるだけたくさん持っていこうとする。

オオタカの食痕でもあれば、あちこちからエナガが集まってくる。巣材運び中とおなじく後をつけていけば巣が分かるはずだが、この段階では遠くから来ているために追いかけきれないことも多い。やはり2月中にもっと見つけておくべきだったと反省。

これは今日羽を運んでいたところの一つ。この後ろの木に巣があるらしい。ここは「紅梅」

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