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2018年12月30日 (日)

日陰者、ビンズイ

晴れた午後、松林の地面は斜めから差す日光と並んだ幹の落とす影で縞ができている。ビンズイはよくその地面で採食するが、たいてい縞状の影部分を選んで歩きまわる。明るいところに出てきたら撮ろうと待っていても、なかなか出てこないのが常である。

半分に日光が当たっている枝に上がっても、やっぱり日陰の側にとまる。まるで光をおそれているかのようだ。

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ビンズイはセキレイの仲間である。セキレイ類はふつう河原などの開けた地上にいる鳥で、活動中はめったに木にとまらない。しかしビンズイはなぜか明るい光の当たる場所を捨て、松の木陰で暮らすことを選んだ。

地上にいた頃の名残といえば、枝の上を移動するときも飛ぶかわりにスタスタと走ること。もとから樹上性の鳥とは一線を画しているのだ。

2018年12月27日 (木)

ノスリ出る

猛禽がたくさん出た日だった。このところ毎日上空を飛んでいるトビ、そして林のむこうで上昇を始めたこの鳥。逆光で色が全くわからず一瞬オオタカかと思ったが、シルエットが違う。ノスリであった。

ノスリは近くの公園ではよく見るが植物園ではなぜか珍しい。ノスリの餌は小型哺乳類や昆虫だが、公園の管理方法によって餌の状況が違うのかもしれないと思う。

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ノスリは猛禽らしからぬ丸っこい体型をしている。胴体はぽっちゃりして、尾羽は扇子のように丸く開く。成鳥だと目も黒くクリンとして可愛い。ただしこの個体は虹彩の色が薄くてちょっと怖い顔だ。若鳥なのだろう。

このあと本物のオオタカが林の中を飛び、ハイタカが別方向へ急降下していった。

↓別の日の写真だけれど、比較のために同じような角度で見たオオタカ。ノスリとでは翼の先の形がかなり違う。

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↓さらに似たような角度のハイタカ。翼の角度と形がオオタカと微妙に違っている。尾羽の丸さはノスリ>オオタカ>ハイタカ。

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さらに、午後には越冬中のツミ成鳥も出たそうだ。

ほかにアカゲラのメスを見つける。「ケッ」という声はアオゲラと似ているが、やや弱くて控えめな感じだ。ムクノキに取り付いて実を食べようとしていたらしい。しかしそこで近くにいたアオゲラが大声で威嚇を始め、アカゲラは逃げてしまった。

追い払った方のアオゲラ個体は近くに冬ねぐらの穴も持っている。住民としてはアカゲラの侵入を許すわけにいかないのだろうが… こちらとしては残念!

2018年12月21日 (金)

ミコアイサ雌

大きな池のある公園へ行ってきた。門を入ってさいしょに目の前を横切っていったのがこれ。思わず目を疑ったけれど何度見てもミコアイサのメスである。珍鳥というほどではないが、いつも見られるわけでもない種類だ。

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白黒のパンダ顔をしたオスがいないかと探しながら池の周囲を歩く。他に水鳥はカイツブリ、カワウ、オオバン、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモなど。

カイツブリはこの寒い中ヒナを連れていた。成鳥と同じくらいの大きさだが、まだピィピィ鳴きながら餌をねだっている。

向こう岸の水際にクイナの姿がちらりと見えた。こちらも珍しくはないが見る機会が少ない種類だ。

↓2時間かけて池を一周して戻ってくる。ミコアイサのオスは結局いないようだ。メスは水浴びを始めた。

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↓水浴びが終わると岸に上がってきた。脚が見られるのは興味深い。隣のカモたちと比べて脚の位置がずっと後ろなのがわかる。

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カモ類は大きく淡水ガモと海ガモに分かれる。前者は水面や陸上で主として植物質の餌を食べ、後者は潜水して魚介類などをとって食べる。

公園など身近によく見かけるのは前者の淡水ガモ。写真の奥に並んでいるのは全員そうだ(左端がヒドリガモ、残り3羽はたぶんハシビロガモ?)。脚の位置は陸上でバランスを取りやすい真ん中だ。

それに対してミコアイサは潜水ガモだから、泳ぎやすいように脚が体の後の方についている。そのかわり歩くのは苦手そうだし、飛んできて着水する姿も不器用だ。

足そのものの形もちょっと変わっている。指はオオバンのように弁がついているみたい。指の付け根の部分も太くて独特な形。これも泳ぐための適応なのかもしれない。

 

2018年12月20日 (木)

浮世風呂

冬の冷たい水場で、手前からエナガ・シジュウカラ・メジロが一緒に水浴び

エナガ      (足先だけつけて) つ、冷た~

シジュウカラ   寒いから行水だけにしとこう (パシャパシャ)

メジロ       あーいい湯だわ~あんた達も肩までつかれば、ホラ

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一分後、シジュウカラが飛び去って代わりにアトリが降りてきた

エナガ      湯上り美人… (水鏡に見とれている)

アトリ       水飲みに来たんだけど… こいつらすっかり風呂場にしてるよ…

メジロ       あ~ほんとにいい湯加減

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2018年12月16日 (日)

初氷

今冬はじめて最低気温が氷点下になった朝。池のアシの根元には薄い氷が張っていた

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2018年12月15日 (土)

紅葉にメジロ

谷の斜面にあるモミジは、日当たりが少ないせいか葉も枝も薄くてひよわい。緑や赤の色合いも淡くて、春に芽吹いた頃の風情を残している。その細い枝に器用にぶらさがる紅葉柄のメジロ(または目白柄のモミジ)

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2018年12月12日 (水)

雨上がりのツグミ

午前中の雨が上がり、薄い日が差してきたばら園で赤い実を食べるツグミ。

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後ろの太い枝の位置がよくないけど、動くと食事の邪魔をしてしまうから我慢…

 

2018年12月 9日 (日)

ハイタカとオオタカ 幼鳥どうし

先日に続いてハイタカとオオタカの両方に出会った。今日はどちらも幼鳥なり。

↓まずはオオタカ幼鳥。広場の上をぐるぐると飛び回っていた。ドバトが数羽かたまって同じあたりを飛び回っていて、それに引かれたのかもしれない。

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胸から腹にかけて縦斑、黄褐色の色味。白い眉斑がくっきり。喉にははっきりしない縦斑あり。下尾筒にも縦斑がある。開いた尾はアールの小さい扇型で、閉じれば中央が突き出て見えそうだ(11月29日記事のハイタカと比較)。

正面から飛んできて木の下に隠れていた私に気づき、くるりと方向転換しざま「何見てんだよ」と一瞥をくれた瞬間。

↓こちらはハイタカ幼鳥。獲物を狙い、ばら園の上を横切って急降下していくところ。ひらひらぱたぱたと羽ばたく。

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胸から腹にかけて横斑。胸の斑は一様な線でなく三日月形をしている。喉には多数の縦線がある(中央の太い線以外に片側3本見える)。下尾筒にも三日月斑がある。尾は角型。

ところでこのハイタカは初列風切6の先が両翼とも欠けている。11月16日、27日、29日の個体はいずれもこうなっていなかった。先月のは喉の縦線が少なく、下尾筒も真っ白に見える。風切はその後で欠けた可能性もあるし、模様は写真の鮮明さの違いかもしれないが、別個体の可能性もあると思う。

2018年12月 8日 (土)

ワカケ、奥さんに怒られる

林の中にあるムクノキ(ニレ科)は、秋にたくさん実をつけるのでいろいろな鳥たちに人気だ。エノキ(これもニレ科)と同じく人間が食べても甘い味がする。そしてエノキより実が大きくて食べ応えありげで、キジバトや大型ツグミ類など大きめの鳥がよくやってくる。

今日はワカケホンセイインコがペアでやってきていた。普段は高い樹冠から降りてこないが、春のサクラと秋のムクの実だけは誘惑に勝てないらしいのだ。

ムクノキの実は細くてよくしなる枝についていて、大きな鳥はとまりにくそう。しかしワカケはさすがにインコだけあって器用に枝先にぶら下がって食事する。

↓夫婦間でちょっとしたいさかいが起こった。上で翼を振り上げて怒っているのはメス。オスは下でたじたじとなっている。

メスは下嘴が実で汚れている。夢中で食べ進んで、もっと枝の先に行きたいのにオスがいて邪魔だったらしい。

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↓オスはおとなしく場所を譲って飛び立ち、隣の枝に移った。「これでいいんですよ、僕が負けてあげれば」という顔で食べながらカメラに視線をくれる(左下)。メス(右上)も望み通り枝先で食べられてご機嫌そう。

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オスの首の輪(ワカケの名の由来)は、後側はピンク色、前半分は黒色をしていて、喉の前からくちばしの下につながっている。また目先にも黒い線がある。「アンカー」と呼ばれるあごひげのスタイルに似ているといつも思う。メスはこれらの部分が薄い緑色。

2018年12月 3日 (月)

お寺と紅葉

紅葉したカエデに似合うのはやっぱり和風の建築、なかでもお寺。年月を経た渋い色の木材や瓦を背景に映える赤や黄…と思い立って初めてのお寺に行ってみた。

紅葉は盛りを少し過ぎただけでまだまだ美しい。ただ朱色に塗られた五重の塔が思い描いていたのと少し違った…いっそのこと真っ赤な紅葉ごしに入れてみよう

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境内をうろうろするうち、裏山へ登れる道を見つけた。行ってみるとゴージャスな景色が。五重塔も上から見下ろせば落ち着いた色合い。

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以下、いずれもお寺の建物を背景に。

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