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2018年8月21日 (火)

カイツブリ日記 水路の冒険

8月21日(火)

スイレン池にいた親子、下流側の木の陰に隠れたと思ったらいつまでも出てこない。そのうち親だけ戻ってきたのでちょっと心配になり、幼鳥を探しにいった。

池の下流は幅が狭くて浅い水路が続いている。段差もいくつかあるし、人が行き来する飛び石の間の、15㎝くらいの隙間をすり抜けないといけない箇所もある。

そんな所を幼鳥が通れるものか… と思いながら下っていくと、飛び石よりさらに先の、両側から草が覆いかぶさっている箇所で独力で餌とりをしているのを見つけた。

草の根元にはヌマエビ類が豊富にいるようだし、水の中にはメダカが群れている。そして狭くて浅いので獲物の逃げ場がなく、捕まえやすそうな良い餌場だ。おそらく最初は親に連れられてきて場所を覚えたのだろう。

物陰から人間がのぞいていても気にせず、夢中で採食している。ヒナのしるしの縞模様はだいぶん薄れた。

Dsc_0398_00001s         ぷるん!と身震いしたところで顔も少しぶれてる

しばらくすると親のことを思い出したのか、ピィピィと鳴きながら水路をさかのぼりだした。飛び石の狭いところは走って通り抜け、段差も難なく跳び上がって、スイレン池で待っていた父親とぶじ合流。

泳ぐ/潜水する能力はもう成鳥と変わらないように思える。ただし自力で取れる餌は限られていて、トンボのように技術を要する獲物はまだ親から貰っている。また、風切羽の伸び方しだいで飛ぶのはまだ少し先になるかも。

幼鳥が飛び去るのと、親鳥が完全に子別れするのと、どっちが先だろう?と思う。

2018年8月17日 (金)

灯籠流し

近所で灯籠流しを毎夏やっているのを、なんとなく知りながら今まで見に行ったことがなかった。場所はふだんカルガモやカワセミを観察している小川である。初めてでカメラの設定もよくわからないけれど、花火よりは暗いかなぁなどと思いつつ行ってみた。

午後6時半から法要や神事などが行われる(多宗教の祈りの会なのだ)。7時、まだ空に光が残っている頃に灯籠が水面に浮かべられ、流れ始める

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水の中に人が立ってると思ったら、川岸にとどこおる灯りが先へと流れるのを手助けする役目だった

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つまりは迷える魂の案内人である

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川岸に人が増えてきたため、橋の上へ移動して遠景。奥の光と煙は花火のもの

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終了間際。流れてくる灯籠は下流で人が待ち構えていて回収するのだけれど、そこからこぼれ落ちるようにさまよい出す魂がいくつか

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2018年8月14日 (火)

カイツブリ日記 翼と風切羽

8月14日(火)

親鳥からトンボをもらっては突つかれているカイツブリのヒナ、親がその場を離れたすきに大きく伸びと羽ばたきをした。

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体に対する翼(腕の骨)の長さは成鳥と比べて遜色がないくらいになっていると思う。 ただ風切羽がまだ生え揃っていなくて、翼としてはまだ機能しなさそう。

風切は軸だけが櫛の歯のように出てきている状態だ。その先に羽軸のない白いぼさぼさが伸びているのはヒナの綿羽なのかな?飛ぶ準備は着々と進んでいるけど、もう少しお待ちください状態だね。

2018年8月12日 (日)

カイツブリ日記 子別れの準備

8月12日(日)

孵化して1か月。きょうのメインディッシュはザリガニだ。

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この池ではよその家族に比べてザリガニが食事に登場する回数が少ない気がする。ウシガエルがいるということはザリガニもたくさんいるはずなのだが。

親子の関係に変化が出てきた。親鳥がヒナを攻撃するようになったのだ。

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きょう見た限りでは、親鳥がヒナをつつくのは給餌の直後が多い。給餌そのものは今までと変わらず頻繁で、餌の受け渡しも普通に行うのだが、ヒナが受け取った途端このように豹変する。

考えられる説明はこうだ:
  ・ この時期は親鳥の中に「育雛する衝動」と「子別れする衝動」の両方が存在している
  ・ 給餌が完了すると「育雛」がいったん満足されてスイッチが切れる
  ・ もう一方の「子別れ」が発動する

ヒナの方はまだ甘えたい。親鳥に近づくときや、このように攻撃を受けたときはことさらに幼い仕草(体が沈んでくちばしを上に向けた姿勢)でピイピイ鳴く。親の「育雛」を再始動する刺激の一つなのかもしれない。

いまのところ親鳥の攻撃は長く続かず、数秒間つつくだけでまた優しく餌を取ってやっている。これからだんだん二つの衝動の割合が逆転していき、子別れに至るのだろう・・・と思う。

この変化は親の外見にも表れている。くちばしの根元から先にかけて黒い色が抜け、非繁殖期の肌色になりつつある(上のザリガニ写真でも見てとれる)。このあと羽のほうも薄い色に換羽する?そうなると幼鳥と見分けがつかなくなったりして…

2018年8月 9日 (木)

カイツブリ日記 トンボ漁

8月9日(木) 雨上がり

カイツブリのヒナ、孵化後4週間。体長は親鳥の3/4くらい。頭から頸にかけての縞が薄くなり、体上面も白っぽくなってきた。

ヒナの体色はここから一足飛びに親鳥のような濃い色になるのではなく、いったん淡い色の幼羽というか非繁殖羽になるはずだ。ベージュ色の濃淡の羽に、黄色っぽいくちばし。

こんなに大きくなったのに、ときに親の背中に乗ろうとするし(親が嫌がるので乗れないけど)、餌もあいかわらず親から貰っている。

きょうの父親はトンボを主に狙っていた。ギンヤンマが交尾したまま飛んでいるのをつけ回して、水中から襲いかかったりしている。池の縁でシオカラトンボを狙ったところが撮れた。

(左)潜水して忍び寄り、縁石に隠れるように顔を出して狙いをつける

(右)トンボが石の上にとまろうとしたところを襲撃。頸が信じられないくらい伸びる。くちばしがトンボの翅をかすめたが、間一髪で逃げられた

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↓勢いで石の上に乗っかってしまい、口惜しそうな目つきでトンボを見送る

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このとき親鳥はトンボから見えないように近づいていたのに、後ろからヒナがバシャバシャと泳いで来たために気付かれてしまった。ヒナは今のところなぜ失敗したのか分かっていないみたいだけど。そのうちだんだんと、親のやり方を見て経験をつむうちに漁の技術を学習していくのだろう…

2018年8月 4日 (土)

カイツブリ日記 オタマジャクシ漁

8月3日(金) つづき

↓ヒナが岸近くでひとりゴソゴソやっていると思ったら自力で巨大オタマジャクシを捕えていた。8月という時期と大きさからしてウシガエルだろうと思う(成体は池にたくさんいる)。

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小魚やエビ・昆虫の餌はあいかわらず親からもらっているのに対し、このオタマジャクシを取るところはその後も何度か見た。ヒナにも捕まえやすい獲物なのかもしれない。

↓捕まえたら必ず振り回して(たぶん弱らせて)から食べている。つるっと滑って嘴から飛んでいってしまうこともあるが、また飛びついて呑み込む。唯一自分でできるようになった漁を楽しんでいるようにも見える

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2018年8月 3日 (金)

カイツブリ日記 大きくなったよ

8月3日(金) 猛暑日

カイツブリ親鳥は前日からオスしか見かけなくなった。メスは移動したのか、それとも敵にやられてしまったのか…

↓ヒナはくちばしが伸びた。鼻孔のわきにある黒点が拡がって、先の方にも黒い色が出てきている。桃色味は薄れつつあるようだ

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↓翼もだいぶん伸びてきた。先週の写真では翼角の関節が頭より下にあったのが、いまは頭上に来るようになっている

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2018年8月 2日 (木)

カイツブリ日記 孵化三週間

8月2日(木) 猛暑日

数日おいて来てみたらカイツブリのヒナ1号はいちだんと成長していた。表情に野性味がある。オニバスのまわりを泳ぎながら、葉に集っているアブやハエの類を鋭い目で追う。

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潜水時間は10秒以上に延びて、もうオニバスの下だってくぐれる。

自分で餌を取る行動もするが、食事の大部分はまだ親から貰う餌に頼っている。先週は食べられなかった大型・中型トンボもがっつり呑み込める。

だいぶん独立独歩になってきていて、今日はここからスイレン池までの水路を親鳥に連れられずに自力で泳いできた。

行動は面白いのだけれど、写真を撮りながらどうも先週のような可愛さが出ないと感じる。虹彩の色が薄くなってきて、親鳥と同じように点目に見えるせいだ。目の色は生まれたときは黒褐色、今は淡褐色だけれど、いずれは成鳥のような黄色になるのだろう。


ツミが池の上で旋回上昇を始めた。胸が大きく膨らみ、くちばしを開けたまま飛んでいる。なにか大物の餌をとらえて、口を閉じられないくらい詰め込んできたとみえる。体下面に縦縞があるので若鳥だと思う。尾羽も風切羽もぼろぼろの換羽中。

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