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2018年7月25日 (水)

カイツブリ日記 スイレン池の冒険

7月20日(金)

先日から水路の方へ出てきて採食するようになってきたカイツブリ家族。今日も午前中は巣のある大きい池で過ごしていたが、だんだんと水路の方へ移動してきた。

この先は餌場のスイレン池につながっているが、ヒナたちはまだ行ったことがない。スイレン池へは、石の橋をくぐってさらに狭い水路を通って行かなければならない。岸にはウシガエルがたくさんいて危険だ。

12時半すぎ、オス親がヒナ2羽を従えて泳ぎ始めた。橋の下を無事くぐり抜け、ウシガエルにも見つからず順調に泳ぎ下ってきたのだが… スイレン池の入り口まで来たところで問題が判明した。

スイレンの葉が水面を覆っているところでは、親鳥はふつう潜水して葉の下を泳いでいく。成鳥は30秒くらい潜れる。ところが幼鳥たちはまだ3秒しか潜れず、葉の下をくぐるなんてとうてい無理。

かといって葉をかきわけながら水面を泳ぐ力もまだない。幼鳥にできるのは、葉の上をカエルのようにぺたぺたと跳んで進むことだけである。これではすぐに敵に見つかってしまいそうだ。

進退窮まった父親、とりあえず2羽を背中に乗せて脱出の手立てを探す。そのまま潜ろうとも試みたが、うまく行かないと思い直したらしい。

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けっきょく、親鳥がとった方法は子供たちを翼の下にしっかりと抱えてダッシュすることだった。パニック気味な様子で葉をかきわけて走り、水面が開けた場所にたどり着いて潜ると、ヒナだけがぷかっと浮いてくる。

やっと安心したところでメス親も合流して短いあいだ過ごす。しかしここへ来るまでに親子ともエネルギーを使ったし、初日の遠足は早めに切り上げることにしたらしい。1時すぎ、今度はゆっくり泳ぎながら水路をさかのぼり、もとの池へ帰って行った。

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