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2017年2月28日 (火)

梅花にアトリ

この冬はアトリの当たり年だった。植物園にもまだ100羽単位の群れがいる。

食物はケヤキの実にかなり頼っているようだ。秋のうちはまだ枝についている実を食べているところをよく見た。冬になって実が落ちた後はもっぱら地面で採食するように。ある木立の下の狭い範囲を数週間で食べつくすと、別のケヤキの下に移動してまた毎日そこで落ち葉をかきわけてている。

今週の採食場所の近くには白梅が一本あってちょうど満開だった。ところが地面に丸ごとの花がいくつか落ちている。ウメはこんな風に散らない。スズメがサクラの花をこうやって食べるけれど、スズメは園内であまり見かけないし。

スズメの他にありそうなのはヒヨドリ?いやじつは犯人は、ケヤキの箸休めにやってきたアトリだった。

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むしゃむしゃ

蕾も開いた花も関係なく、けっこうな勢いでワシワシと食べてしまう。そういえば木のてっぺんの方だけ花がついていないのは、アトリに食われてしまったのだろうか?

この勢いでアトリの大群が梅園に押しかけて食害するようになったら… 鳥好きとしてはちょっと見てみたい光景であるけれど、植物園にとっては困ったことになるだろうなぁ(今でも梅園にはヒヨドリ除けらしい糸が張ってあるが、ヒヨドリは器用に避けて飛び回っている)。

池ではヒキガエルが産卵していた。「ク・ク・ク」という鳴き声も聞かれた。

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2017年2月18日 (土)

エナガ 本格始動

暖かい日が数日続いたあとに、やっと2月らしい寒い日に。それでも気温は10度くらいありそう。

あっちでもこっちでもエナガがヂルヂル鳴きながら巣材を集めている。この個体はコナラについたサネカズラの葉から昆虫類のものらしい糸を取り、スギの方へ飛んで行った。その木の梢で建設作業が始まっている模様。ただし下から直接見ることはできない。

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マンガの吹き出しが口から出ていて、鳥語で字が書いてあるみたい。「春ですよ!」

水場に居ついているルリビタキ雄がウグイスと争っていた。この個体はツバキ園のと違って眉斑がはっきりしたやんちゃそうな顔つきをしている。

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おじいさんになったゴルゴ13みたいなまゆげ。ウグイスと白眉どうし睨み合い

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アトリが100羽くらいの群れになっている。アオジに混じってクロジ雄1羽。イカル1羽。ハイタカらしい飛び姿1羽、アカゲラ雄1羽。どれもあとしばらくで見られなくなりそうな顔ぶれ。

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2017年2月 8日 (水)

春の気配

このところ急に、鳥の行動が春めいてきた気がする。混群からエナガの数が減って、そのかわりペアでの行動を見るようになった。今日はクモの巣を集めているペアを初見。モズがさえずるようになった。ムシクイ類やホオジロ類の鳴きまねなので混乱する。

林にはオオタカが2羽居ついている。片方が幼鳥なので、つがいかどうかは定かでない。今日は成鳥がマツ林の上で鳴いており、のちに幼鳥を見た。

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この写真は完全にオスの顔つきと体型に見える。頭頂部はやっぱり褐色味があって、日曜日に見た若い成鳥と同じ個体だと思う。

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上の個体はごらんのとおりのハンサムだが、それに比べると幼鳥はちょっと怖い顔。右の初列風切の7番が短くて先が黒い(折れて汚れているのかもしれない)。

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2017年2月 5日 (日)

雨のオオタカ

昼から雨の予報どおり、軽く降りだした。植物園の客たちは足早に出口へ向かっていく。こういうお天気の悪いときは人も少なく、思いがけないものに出会うことが・・・ と期待して少しだけ居残ってみる。

サクラの林からムクドリの群れがただならぬ叫び声をあげて飛びだしてきた。行ってみると、白っぽい大きなものがあまり高くない枝にとまるところだった。

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サクラが咲いている頃なら、美しい絵になったのにな・・・

オオタカの成鳥、このところ居ついていた縦縞の幼鳥とは別個体だ。胸の縞は成鳥羽になっているが、若いのだと思う。頭頂部やうなじ、翼の一部には褐色の幼羽が残っているし、胸の縞は黒灰色でなく褐色である。目が橙色をおびているから雄だろうか。顔つきだけだとどっちにも見える感じ。

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すぐにカラスに見つかって追われ、針葉樹の方へ飛んで行った。そこでもアオゲラにけたたましく警戒されていたから、安住はできなかったかも。

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2017年2月 4日 (土)

ハヤブサの塔

近所のコンビニで買い物をして出てきたら、上空で猛禽の声がする。ハシブトガラス3羽と争っているのはハヤブサ、たぶん若い雌だ。体格をいかしてカラスを追い払い、そばの電波塔にとまる。

すぐに電波塔の上から白い羽が雪のように舞いはじめた。塔といってもてっぺんに大きな環がついており、環の内側には床があるので、スペースは十分にある。そこに獲物を置いてカラスと戦っていたらしい。

床はスリットが入った金属板で、下から透かして見ることができる。ハヤブサ自身はよく見えないが、獲物が横たわっているのと、その上に立っているハヤブサの影が見え、獲物を引き裂く動作が映っている。

猛禽の食事は、もちろん直接目にすれば凄惨な光景だけど、影だけで見るのもなかなか鬼気迫るものがある。ホラー映画で、ナイフを持った殺人鬼の影だけが写るような。

写真は血が写っているので白黒にしてみた。環のすぐ内側にハヤブサが半身だけ見えていて、足元に白い獲物。その右側がハヤブサの落とす影。

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上のショットの影を図解してみた。画才がないのはわかっているのでこれが最後だと思うけれど、『鳥の描き方マスターブック』という本が面白かったので試しに。絵は描かなくても、鳥の骨格や羽のつき方が懇切丁寧に解説されていて、鳥の体を知るのに役立つ。

右は食べ始める前、羽をむしっているところ。

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植物園にて、アオゲラがなぜか3羽で行動していた。1本のスギに上から雄・雌・雄の順でとまり、幹を登っていく。1羽の雌を2羽の雄が追いかけているのか、独身の雄がつがいを尾けているのか・・・ 1週間前には同じ木に雄と雌が一緒にいて「ク、ク、キョ」と鳴き交わしていたから後者のような気もする。どちらにせよ最後の雄は追随しているだけで争う様子はなかった。

他にアカゲラ雌、オオタカ若など。ハクセキレイが池の水面を歩くようにして昆虫か何かの餌を取った。右下の、左右にうねっている航跡がその足跡。

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