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2008年7月 5日 (土)

バリ島旅行記: バリ・バードウォーク

Birds of Bali の著者 Victor Mason は、バリ・バードクラブの創設者でもある。彼自身はもう高齢のため故郷の英国へ帰っているらしいが、弟子のSu嬢が毎週の探鳥会を主催している。

今日の参加者は私たちとアジア系米国人の夫妻、奥様のほうは日本出身だった。天気はよく、暑くもなくいい気候(いまは冬なのだ)。ツバメのような姿がたくさん舞っている。これまで全部リュウキュウツバメと思い込んでいたのだが、アナツバメ類(Swiftlets)2種と混じっているとのこと。よく見ると翼の形が違うような、でも速すぎて自信がない。たまに道端の柵にとまるのがいて、これは間違いなくリュウキュウツバメだ。

アナツバメ類はアマツバメ類(Swifts)に近縁で小型。ショクヨウアナツバメは鳥を食べるのではなく中華食材の燕の巣を提供する。エコーロケーション能力があり、洞窟の奥に営巣する。真っ暗な場所なので巣はカムフラージュする必要がない。だから自分の分泌物だけで白い巣を作る。それに対しシロハラアナツバメはエコーロケーションができないために光が差し込む洞窟の入り口を利用し、巣には空中を漂う羽毛や木の葉などを混ぜるので食用にはならないのだという。

2008070501 その後もウブドの北の田園風景の中を歩きながら鳥の説明やバリの水利システム、スバックの解説を聞く。この日に見た種類は下のリストの通り。昨日見た「セッカのような鳥」はやはり本物のセッカらしい。いまは繁殖期ではないので(冬なのだ)鳴いていなかった。ジャワアカガシラサギも冬羽だそうで地味な色をしていた。

終了後、チャンプアン橋のたもとのベガーズ・ブッシュで昼食(料金に含まれている)。渓谷の景色と食事を楽しみながら、旅のそれまでに見た鳥の名前をSu嬢に教えてもらう。シドメンで見た赤いハナドリの現地名(タビア・タビア:唐辛子の意)を教わったのもこのときだ。それから山で Tea for me, tea for me と尻上がりに繰り返す鳥の名はPlaintive Cuckooであること。たしかに悲しげな声である(が、帰って鳥名事典をひいたら和名はそっけなく「ヒメカッコウ」だった)。

Su嬢は日本の大学と協力してツミの渡りも研究しているそうだ。また研修のため米国の大学へ行きたいのだが、政治情勢のおかげでどうしてもビザが下りないのだとか。「ビザ申請のためにスラバヤへ飛ぶ交通費を捻出しても、行くたびに無駄足になってしまうんです」とのこと・・・なんとかサポートしたいものである。バリ・バードウォークに興味のある方はこちらへ。http://www.balibirdwalk.com/

Javan Pond Heron ジャワアカガシラサギ
Cattle Egret アマサギ
Little Egret コサギ
Spotted Dove カノコバト
Plaintive Cuckoo (heard) ヒメカッコウ (声のみ)
White-bellied Swiftlet シロハラアナツバメ
Edible-nest Swiftlet ショクヨウアナツバメ
Java Kingfisher ジャワショウビン
Pacific Swallow リュウキュウツバメ
Yellow-vented Bulbul メグロヒヨドリ
Pied Bushchat(?)  クロノビタキ
Zitting Cisticola セッカ
Bar-winged Prinia (ウグイス亜科ハウチワドリ属)
Olive-backed Sunbird (Yellow-breasted Sunbird) キバラタイヨウチョウ
Oriental White-eye ハイバラメジロ
Javan Munia コシグロキンパラ
Scaly-breasted Munia (Spotted Munia) シマキンパラ
Chestnut Munia (Black-headed Munia) ギンパラ
Tree Sparrow スズメ
Streaked Weaver  コウヨウジャク

(2009年10月17日作成の記事をバックデート)

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