2019年8月20日 (火)

カイツブリ日記 ちび助の翼

8月20日 曇 孵化開始後47日

今日もカイツブリの父親はいない。幼鳥は3羽が一緒に行動していて、ちびと思われる1羽だけが別にいた。

ちびは活発で、トンボを捕るのがなかなか上手い。池の縁に沿って泳ぎながら、3分のうちにシオカラトンボを続けて2匹つかまえた。写真を見ると、トンボの体ではなく羽をくわえて引きずり込むスタイルのようだ。

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この後に羽繕いを始め、羽ばたいたところが撮れた。ちびなら今日は孵化後43日または42日のはず。しかし前項の幼鳥と比べると、翼はかなりスカスカである。風切羽はまだ根元が鞘をかぶっているし、下大雨覆から初列雨覆も綿棒みたいな形、腕は皮膚がむきだしのピンク色だ。

個体差もあるのだろうが、あとから孵化して兄姉との餌の奪い合いで不利だったのが、成長に現われているのかな。


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育つのが楽しみな一方、翼が完成したら飛んでいってしまうかと思うとこのままでいてほしい気もする。。。

 

2019年8月17日 (土)

カイツブリ日記 父親とのお別れ

8月17日 晴 孵化開始後44日

きょうのカイツブリ達は、父親が幼鳥たちとは別行動するようになっていた。幼鳥はとくに父親を探すこともなく、自分でエビなどの餌を取っている。

漁の一つのパターンで、スイレンの根元に潜ってガサガサやると、ヌマエビの類が水面からぴょんぴょん飛び出してくる・スイレンの葉の上に落ちたものをゆっくり拾うというものがある。幼鳥でも比較的簡単に餌にありつける方法だ。

またトンボ捕りもさかんにやっている。こちらは確率は低いが成功することもある。

午後、幼鳥3羽が池の奥の方にいるときに「ピィーヨ、ピィーヨ」と一斉に鳴きだした。ヘビが出たときなどに聞いたことがある警戒音だ。少し離れたとこにいたもう1羽の幼鳥も、水面を走ってかけつけていった。

4羽で一か所に固まって、頸を伸ばして警戒している様子。このときは岸を見てもヘビなどは見当たらず、オナガの幼鳥が水を飲みに来ていただけだった。何に驚いたのかはわからずじまい。

しばらくして危険は去ったと思ったのか、解散。1羽が緊張をほぐすように羽繕いを始めた。1号または2号と思われる(孵化後44日または43日)。

風切羽はかなり伸びている。ただし腕の骨の形がはっきり見えているということは、下雨覆がまだ生え揃っていないようだ。これだと水面から浮き上がることはできても、うまく飛ぶにはまだ至らないかも。

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このあと、幼鳥たちに父親が合流し、めずらしく全員で一緒に浮いていた。まるで点呼を取っているかのように見えたのだが、本当にそうだったのかもしれない。翌日から、父鳥は池を去って姿を現さなくなったのだ。。。

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よし、お前らもう自分で生きていけるな?

2019年8月14日 (水)

カイツブリ日記 魚食べちゃった

8月14日 雨/曇/晴 孵化開始後41日

スイレン池にアオサギがやってきた。カイツブリのヒナが小さい頃なら、食われるかも!と心配するところだが、大きくなった幼鳥たちは逃げ隠れする能力も十分だから大丈夫。

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カイツブリの父親、朝のうちはスイレン池でチビ助に給餌していたが、そのうち独りで広い池の方へ移動していった。見に行くと大きめのモツゴをつかまえたところだった。くわえたまま幼鳥たちのいるスイレン池へ向かって泳ぎ始める。カイツブリの足で1-2分の距離。。。が、半分くらい来たところでふと水面下に潜り、出てきたときにはもう魚を持っていなかった。

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逃がしたわけではないだろうし、どうみても最初は子供に与えるつもりだった魚を自分で食べてしまったとしか… そろそろお父さんモードも終わりなのかもしれない。

ただし去年の父親は、今頃はくちばしの色が薄れてきて非繁殖羽に移行中の感じだったが、今年はくちばしが真っ黒のままでまだ繁殖しそうな感じに見える。メスが戻ってくるのを待っているのかなぁ…

 

2019年8月12日 (月)

カイツブリ日記 ごめんなさい

8月12日 曇 孵化開始後39日

カイツブリの最初の卵が孵化して1か月を過ぎた。メス親は今月初めにいなくなったが、オス親と4羽の幼鳥はまだ池で暮らしている。ただし、親といつも一緒にいるのは2羽だけ。あとの2羽は独立独歩な感じで、おもにスイレン池で過ごしている。

親にくっついて泳いでいるのは後から孵化した弟妹なのだろう。色が濃いのが一番ちびの幼鳥、薄い方が下から二番目らしい。親はもう末っ子にしか餌をやらないつもりらしく、そのせいで毎回ひと騒動だ。親が餌をちび助に与えると、もう1羽が横取りしようと追いかける。すると親鳥が怒って攻撃するのだ。

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親鳥はちび以外の幼鳥が近づくと上からのしかかるようにして突つき回す。幼鳥は体が水に沈んでくちばしを上に向けた姿勢(生まれたてのヒナのような姿勢)で、許しを請うようにピイピイ鳴く。しまいには親にじろっと睨まれただけで、「ごめんなさい」ポーズで逃げていくようになった。

もう体上面の縞はまったくなく、顔から頸にかけての縞も薄れてきた。

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2019年8月 2日 (金)

ツミ幼鳥 きょうは1羽

 

そばの林にはツミの幼鳥がいた。下面の模様が濃くて太い、7月23日の2枚目の方かな?カラスに嫌がらせされていたがなんとか逃げて、エノキの枝に落ち着いたところ。

頭上の枝でメジロがずっと警戒音をたてており、それを気にして上を向いている。嫌がっているのか、それとも「つかまえて食べよう」と思っているのか…

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カイツブリ日記 子別れ

8月2日 晴、猛暑 孵化開始後29日

スイレン池の縁に上がってたたずむカイツブリのメス親。何を思うのか… 実はこの日を最後に、メスは池から姿を消してしまった。先週の仮説通り、どこかよそで新しい家族を作りに行ったのだろうか。

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残ったオス親は4羽の幼鳥のめんどうを見ているが、餌をやった後に相手をつつく行動が目立つように。これも去年と同じ。

幼鳥も、親から離れていることが多くなってきた。

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2019年7月27日 (土)

カイツブリ日記 次の計画?

7月27日 晴 孵化開始後23日

カイツブリはもうメス親だけが別行動しているのが普通になったようだ。きょうもメスは広い方の池にひとり、オスはスイレン池で子供たちと一緒にいた(左)。

11時半過ぎ、ふと見るとスイレン池にメスが来ていて、このところ幼鳥たちも上らなくなっていた巣の上に座りこんだ。そのまま首を伸ばして何かを待っている様子。するとオスがやってきて、巣の下でやはり首を伸ばす姿勢をとる(右)。

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これは… 交尾を誘う、または繁殖に向けてペアの絆を強める仕草に見える。ということは、二番子(次の繁殖)の計画があるのだろうか?

このときは交尾に発展はせず、メスは巣から降りて泳ぎ去った。1時ごろ、またメスが戻って来てオスと巣に上がったりしていた。家族計画について議論しているのか… 

このところの行動を見ると、メスはさっさと次の卵を産みたいが、育児担当のオスは慎重そうな感じだ。「もうそろそろ、次を考えようよ」 「いや、まだ食べ盛りが4羽もいるのに無理だろ?こいつらの面倒、誰が見るんだよ」 とか。

仮に今から交尾して産卵、抱卵すると、孵化は8月20日すぎ。今いる幼鳥たちは孵化後50日くらいだ。その頃にはさすがにもう自分で餌をとれるようになっているだろう。抱卵はメスが主に行い、その間オスが幼鳥たちの面倒を見るならなんとかなるかな…?と、捕らぬ狸の皮算用をしてみたりする。

 

午後はオスと代わってメスが幼鳥たちと一緒にいた。ただし餌はあまりやらず、幼鳥が寄ってくるとつついて追い払ったりしている。広い池の方へ戻りたそうに、水路の入り口をうろうろする

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去年のペアの場合、孵化開始後23日でメスが池からいなくなったのだった。予兆がなかった(または見逃していた)ので、そのときは事故にあったのだと思っていたが… もしかするとカイツブリのメスとしては普通の行動だったのかも?と思えてきた。

つまり、「つがいはヒナの孵化後3-4週間で条件がよければ同じ場所で次の繁殖に入る。良くなければメスはオスと子供たちを残して移動。新たなつがいを作る」という仮説。今回は、どんな結果になるか…

 

2019年7月23日 (火)

ツミ幼鳥きょうだい

今月巣立った方のツミ幼鳥と思われる2羽が一緒にいた。1羽が親に餌をねだる声で鳴いていて、それと別に成鳥の声も聞こえたから、たぶん親鳥もそばにいたのだと思う。しばらくして2羽とも親を追いかけるかのようにあわてて飛び去った。

↓ クイークイーと鳴きながらぐるぐる飛び回っていた個体。頬は黒っぽく、すこし縞がある。右のP9の先が欠けている

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↓ 黙っていたほうの個体、後から飛び去るところ。幼鳥の腹から腿にかけては、普通は各羽の先端だけに茶色い羽縁があって、上の個体のように白地にハートマークを散らしたように見える。ところがこの個体は羽縁全体が茶色くてウロコ模様のように見える。頬にも縞の代わりにウロコ模様があるように見える。

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2019年7月22日 (月)

カイツブリ日記 侵入者!

7月22日 曇 孵化開始後18日

カイツブリの池によそ者の個体が来ていた。きれいな繁殖羽をしている親鳥たちとは明らかに色が違う。顔から頸にかけて色が薄く、みすぼらしい感じのまだらになっている。

幼羽から成鳥羽へ換羽中か、または繁殖羽から非繁殖羽(成鳥冬羽)へ換羽中かのどちらかだと思う。いずれにせよ、生活のステージが変わるタイミングで居場所を移動しようとして、この池に迷いこんだのだろう。

始めは家族が暮らしているスイレン池を避けるようにして、広い方の池の隅でこっそり餌を探していた。が、ついに父親に見つかってしまった。当然争いが起きる。水面を走って逃げる侵入者(手前)と追いかける父親(奥)

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本人たちは真剣勝負なのになんだか漫画っぽい顔に見えるのは、両方とも目が前を向いているから?カイツブリは集中すると眼球がかなり前へ動いて両眼視ができるようだ。水中で魚を追いかけるための適応なのかも。

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修羅場はこれで終わらなくて、池のあちこちで何度か繰り返された。追うもの(左)と追われるもの(右)。こんな低空飛行でも、カイツブリが飛んでいるところを見る機会はなかなかない

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最終的によそ者は姿を隠してしまい、池に平和が戻ってきた。昼間は空を飛ぶことはしないらしいので、夜を待って池か水路のどこかに隠れていたのだと思うが、下流の方を探してみても見つからなかった。

騒ぎで遅れてしまったが、実は親鳥たちには計画があった。この大きい池にヒナたちを連れてくることだ。まず両親で一周して安全を確かめた後スイレン池に戻り、オス親がヒナ4羽を連れてやってきた。初めての遠出、だがメス親はついて来なかった。なんとなく、メス親がヒナ達と距離を置きはじめたような感じがする。

 

2019年7月21日 (日)

カイツブリ日記 餌のいろいろ

7月21日 曇 孵化開始後17日

カイツブリの家族、きょうはメス親が子供たちから離れて、大きい池の隅でじっと浮いていた。お母さんもたまには休暇が欲しいよねぇ…と思っていたのだが、スイレン池にちっとも顔を出さないのでちょっと心配ではある。

オス親は変わらずスイレン池で幼鳥たちの面倒をみている。成長するにつれ、餌にもだんだんと大物が混じるようになってきた。

ザリガニはみんな大好き

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これは何の魚?いつものモツゴかもしれないが、顔が長くて印象が違う、尾びれの先も尖っているような…

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ヒナはだんだん独立独歩になってきて、巣とオス親から10メートルくらい離れていることもある。戻るときは10秒くらい水に潜って3メートルくらいは一気に移動できる。

 

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