2018年7月23日 (月)

カイツブリ日記 はじめての遠出

7月16日(月)

孵化開始から5日目、親鳥がヒナを連れて遠出を始めた。

それまではオニバスのある池の広い部分を泳いでいるだけだった。この池は広さも深さもあって安全だが、餌を取るにはよくないらしい。親鳥が餌場にしているのはここから浅い水路でつながっているスイレン池である。

今日はその水路の途中まで、メス親がヒナたちを連れてやってきた。ヒナの泳ぐ姿勢もだいぶんしっかりしてきている。このヒナは後から孵化した方の2号。

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↓2羽揃ったところ。手前が1号、奥が2号。大きさが少し違うので見分けがつく。

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カイツブリ日記 第4日

7月15日(日)

きょうもヒナ2羽を乗せて泳ぐ親鳥。たまにヒナを休憩させる以外、巣にはほとんど乗らなくなった。残り1個の卵を隠してあるはずの場所の葉をどける仕草もせず、すでに抱卵を打ち切ったものらしい。

2羽のヒナは少し育って、岸に立っていてもピヨピヨという声が聞こえるようになった。

親鳥が持ってくる餌は小さいエビが多く、小魚もたまにある。小さい方のヒナはまだ頼りなくて目もよく開いていないらしく、うまく受け取れなかったり落としてしまうことも多い。親は辛抱づよく何度でも拾って渡す。

大きなトンボ(オオヤマトンボらしい)を捕まえたときはさすがに自分で食べていた。

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2018年7月22日 (日)

カイツブリ日記 ヒナ二羽目

7月14日(土)

カイツブリのヒナ、2羽目が孵化していた。

子育て中のコチドリは腹の下にヒナを抱えるので「足がいっぱいある鳥」になるのだが、カイツブリの場合はヒナが背中から顔を出すと「頭がいっぱいある鳥」になる。

コチドリがケンタウロスなら、カイツブリはヒュドラかスキュラというところ・・・ちょっと可哀想かな。

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卵があと1個残っているけれど、親鳥は今日あまり巣に上がらず、転卵も1度しか見られなかった。大丈夫だろうか

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2018年7月21日 (土)

カイツブリ日記 給餌

7月13日(金)つづき

孵化翌日の朝、最初に見た給餌はなにか植物質のものだった。緑色の細い、水草の茎か芽らしいもの。しかしその後はほぼ動物質の餌で、ヤゴや小さいヌマエビの類になった。

↓父親の背中に乗ったまま母親から餌を受け取る

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↓早くもらおうと精一杯身を乗り出していたら、 水に落ちてしまった。両親が優しく見守る

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産まれたてのヒナは水に浮くことは浮くが、頭とお尻だけが水面に出て胸が沈んだ姿勢からほとんど動くことができない。このあと平べったく浮くようになり、さらにもう少し日数がたつと水鳥らしく体を持ち上げて泳ぐようになる。

↓身体能力の点ではまだまだでも、やる気は十分なちび助。

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2018年7月20日 (金)

カイツブリ日記 ヒナ一羽目

7月13日(金)

前日の午後に孵ったヒナのお目見え。

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カイツブリのヒナは生まれてすぐ泳げる(というか、水に浮くことができる)けれど、はじめの数日は多くの時間を親の背中に乗って過ごす。体温を保つためと、水上にも水中にもいる外敵から守るためらしい。

外敵といえば池のそばの松林にはこの日ツミ(成鳥雄)やアオサギが入っていた。池の縁にはアオダイショウが出たし、水中の大きなコイもヒナには脅威だ。

卵はあと2個残っていて、巣の真ん中ではなく端の方に寄せてある。前日、親鳥がハスの葉をかじってスペースを拡げたところだ。午前中はまったく抱卵せず、午後になってやっと掘り出して転卵を始めた。

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2018年7月12日 (木)

カイツブリ日記 孵化開始

7月12日(木)

池のカイツブリの巣で孵化が始まった。残念ながらその瞬間は見られず。3個の卵を両親が交代しながら抱いており、巣を離れるときは巣材の落ち葉を卵にかぶせて隠していく。どうやらその間に最初の1羽が孵ったもよう。

コチドリと同じく、まずここのペアの紹介を。

↓左がメス、右がオス。今年は産卵時に個体識別されているので間違いない。やはり口角の白い”ゴムパッキン”の先端が丸いのがメス、四角っぽく直線的なのがオス。

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↓別の日、左がメス、右がオス。口角の形のほかに頬の色も少し違っていて、メスは目の後まで黒っぽいのに対し、オスは目の下に明るい茶色が拡がっている。ただし光の具合によって見え方が変わるから、これで識別するのは難しいと思う。

頭の形もメスの方が丸く、オスは細長く見えることが多いけれど、これも羽の逆立て方でいくらでも違って見えるので、あまり当てにはならない…

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ここまでの経過:

6月7日頃から、池に植えられたオニバスの葉にカイツブリのペアが巣材を運ぶようになった。その後10日あまり、巣の場所は何回か変わり、園の方でカイツブリ定住のために色々と工夫をしてくれたらしい。

6月19日に産卵開始、数日かけて都合4個産まれたが、1個は途中で巣から落ちてしまったそうだ。自分の記録では6月22日(金)に卵2個、6月23日(土)に卵3個を見ている。

上に書いた通り、親鳥はつねに抱卵しているわけではなく、卵に落ち葉をかぶせて巣から離れていることも多かった。たまにやってきても、葉の上からちょいと座ってみてすぐに離れていく。温度を確かめて、それで抱卵するかどうか決めているように見える。

温めるべし、となったときはまずかぶせた葉をどかし、卵を動かす転卵を行ってから座り込む。

抱卵に熱心ではない代わり、巣材の補充は頻繁におこなう。池の底に潜って、黒くなった落ち葉や小枝を拾ってきては巣に載せている。巣の下部は水に浸っており、だんだん腐っていくようなので、上から更新していくのは理にかなっているといえる。

それとは別にこの日の午後、抱卵中のメス親が巣の横にあるハスの葉をむしり始めた。巣の土台の一部になっている葉なので少し心配したが、これが孵化の伏線だったのかもしれない。翌日には大きな葉脈だけ残してすっかりかじられ、巣のスペースが大分広がっていた。

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2018年7月 8日 (日)

タマムシ

植物公園の中を歩いていると「ぶうぅぅーん」という羽音が聞こえる。そのたびにスズメバチかと思って身構えるのだが、この時期はこの虫であることも多い

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真横からのショットもあって、それを見ると頭や外翅だけじゃなく腹や肢まで緑や銅色の金属光沢があるのが分かる。

ただ自分は昆虫の「節」があるフォルムが苦手(継ぎ目のあるロボットみたいな形と、それが生物であるという事実を同時に受け入れられないのだ)。腹側を撮ったはよいが現像してみる勇気がない…

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2018年6月28日 (木)

ツミ日記

近所にあったツミの巣、2羽が巣立った。

↓ヒナの1羽が巣のあったケヤキから出て、親鳥の餌受け渡し場所になっていたコナラに入ったところ

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約2か月間の観察だったが写真はとても少ない。ここのメス親がたいへん神経質な個体で、巣に近づく人間を威嚇するためだ。

メス親の威嚇行動はヒナが孵ってしばらくしてから始まった。まっすぐ飛んできてこちらの頭上で「パシュッ!」と羽音をたてる。前後して「キーキキキキ!」と大声で鳴く。

接触はしないから実害はないのだけれど、アクシデントで鳥の方がケガをする可能性が嫌だし、何よりもそこまで圧力をかけたくない。だから見に行く回数は少なくし、1回の観察も5分とか10分だけにしていた(それでも何回かは襲われた)。

営巣開始からの記録:

4月22日(日)
ツミの雌雄がケヤキの中に小枝を運び込んでいるのを見かけた。同じ日、近くにはキジバトの食痕が見つかり、オオタカが徘徊している風なのだが大丈夫だろうか。

4月28日(土)
巣ができていて、中にメスが座っているのが見える。抱卵が始まっているかもしれない。オスは近くの木で見張っていてカラスを追い払ったりしている。

── これから30日間、ときどき様子を見に行っていたが、例外なくメスが巣に座っていて動きなし。

5月27日(日)
そろそろヒナが孵る頃か… 今までかならず巣の中に座っていたメスが、きょうは巣のふちにとまっている。

6月1日(金)
オスが見張り場にしているコナラに餌を運んできて「キィ」と小さな声で鳴く。メスが飛び出し、餌を受け取って巣に運ぶ。巣に入り、頭を上下させているのが見える。ヒナの顔はまだ見えないが、餌をさばいて給餌しているのだと思う。

6月4日(月)
成鳥1羽(たぶんオス)が足に何かつかんで巣の方角へ飛んでいく。コナラで鳴く声がする。飛び去った後、メスがコナラへ移動し、その後巣に戻る。

近くにオナガの巣が数か所、まるで城下町のようにできている。そのうちの一つを見ているときに後ろからツミのメス親に襲われた。

6月5日(火)
メスが餌をもって巣に入る。給餌しているヒナの頭頂部だけ見える。

6月12日(火)
メスが巣についているのが見える。

6月16日(土)
敷地内に、高木剪定用のクレーン車が入っている。心配したが、翌朝見に行くと巣は無事でメスもいつも通り入っていた。

6月19日(火)
巣にヒナ1羽いるのが見える。顔はもう白い綿毛と黒っぽい羽毛のまだらだ。

6月22日(金)
メス親が飛んできて巣に入る。ヒナの顔2羽見える。

6月27日(水)
巣の中にヒナ1羽見える。しばらくしてコナラで「クイクイクイ…」と甘えたような声がする。オスが飛び去り、メスがケヤキに入る。巣の中で給餌しているらしい。(この時点で、ヒナの1羽は巣の中に、もう1羽はコナラの上にいた可能性もある)

6月28日(木)
コナラに巣立ちヒナ2羽。「クイクイクイ…」という声も聞こえる。親が来るとわれがちに餌をもらおうとしてバタバタしている。

↓幼鳥の1羽がもらった餌、シジュウカラか何かの小鳥を自力で食べているところ。下面が暖かいベージュ色がかって見える。上の写真と違う方の子かな。

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巣立ったらもう襲われることもないかと思っていたら、やっぱりメス親が飛びかかってきたので早々に去る。母は最後まで強し。

 

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2018年6月19日 (火)

ツバメ幼鳥 空中給餌

6月17日のツバメの幼鳥でもう一回。

巣立ったばかりの幼鳥たちは、前項のヒナ2のように親鳥を追いかけて飛ぶこともある。うまく出会えれば空中で餌をもらえるのだ。

↓左がヒナ、右が親鳥。このときは親が餌を持っていて、お互いタイミングが合った。

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↓しかし、親が餌を持っていなくても構わず突っ込んでくるヒナもいて、「あわわ、ちょっと待って」となることも

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ところでこのときの家族、ヒナは実は3羽でなく4羽いた。ただし4羽目は最初は一緒にいなかった。途中でやってきてしばらく近くにとまっていたが、そのうちまたひとりで飛び去って行った。もう独立しかかっていたのかもしれない。

上段にいるのがそのヒナ4。中段左がヒナ3、右が親鳥。下段左がヒナ2、右がヒナ1。

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2018年6月18日 (月)

ツバメ幼鳥 ごちそうを貰ったのは誰

前の記事の子ツバメ写真に少し補足: 2枚のショットの間に起こったこと

はじめ、親鳥は向かって左から右へ飛びながらトンボをヒナ1に与えようとしたが、餌が大きすぎてうまく入らなかった(前項1枚目)

↓ゴーアラウンドして枝にとまり、右側から給餌のやり直し。トンボは無事ヒナ1の口におさまった。しかし隣のヒナ2が承知しない。

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↓ヒナ2 「くれーくれーこっちにもトンボくれー!」  親鳥 「お、おう…」

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と言って約束通りウチワヤンマをもう1匹採ってきた。ヒナ2は喜んで飛び出したのだが、親鳥とすれ違ってしまい…あわてて戻ってきたが間に合わず、トンボは上の枝にいたヒナ3が貰うことになったしだい

                          ↓ヒナ3と親鳥      ↓ヒナ2 「ちょっと待ったー!」

Dsc_9999_00001s                         ↑ヒナ1(お腹いっぱい)

 

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